少しのやる気

桜
仕事の忙しさで、すっかりブログが書けなかった。
しかし、そんな僕の都合とは関係無しに、陸の家庭訪問は4月中に行われた。
忙しかったが、小学1年生から毎年、家庭訪問での先生との話し合いは
1度も欠かしたことがない。
先生には陸には自信の無さ、不安感などが常にあることを説明した。

遺伝子検査による変異もこの不安に関係のあることも説明した。
BDNF+があると、水銀による影響を受けて、不安傾向強くなることが
報告されている。
そう言えば、陸は水銀の値が韓〇のりのせいで、
少し高くなってしまった。
せっかく数年かけて落としてきたのに。
今は憎い「韓〇のり」は摂取していないが、
元に戻すのが大変である。
この前、陸はディサービスでのトレーニングに
使うために、「うんこドリル」をもって行った。
「いらん!やりたくない!」
と、あくまで拒絶していた。
勉強が嫌いでひねくれ者の陸は
長い間、せっかく買ってきた「うんこドリル」を
ほったらかしだった。僕らもことある毎に陸に
説明している。
「このままだったら、将来、グループホームに入ることになるよ」
どういうところかは、陸の理解できる範囲で説明した。
もちろん、親の立場としては、そんな所に絶対に入れたくない。
陸が自分のことは自分でできるように、小学校6年からは、
何もかも変えていった。トレーニングだ。
自分の寝床の布団を畳んだり、敷いたりするのは自分でやる。
事ある毎に「自分のことは自分でします」と責任感を持たせる。
基本的に、陸から離れる。ほっとく。
ま、それでも、怒りが爆発することは、まだあるが、
陸は少しだけ変わり始めた。
やっと、自我が動き出した。
自分の意志をイメージするように、少しだけ変わって来た。
勉強もこのイメージ力が無ければ、前に進まない。
理解力に欠けるところがある。
特に漢字の読み書きは重要だ。何をやったって、漢字は出てくる。
説明書などには必ず出てくる。
この前、「びっくり仰天ニュース」で面白い番組があったので録画した。
漢字が読めない少年が百人一首で驚きの方法で漢字を覚えていった。
後にはっきりしたが、この少年はASDだった。漢字などの文字が乱視の人が
ものを見た時みたいに、ものが重なったりして見える。
漢字は細かい斜線などがたくさんある。ひょっとしたら、陸もこのように
見えているんじゃないか?
そんな疑問が沸いて来た。
だから中々漢字が覚えられなかったのでは無いか?
ママが後日、このテレビの一部を見せて、
「こんな風に見えていない?」と聞いた。
陸:「陸はちゃんと見えている」と答えたそうだが、
考えて見れば陸は軽度の色覚異常もあった。
学校の黒板など、角度によっては、見づらいに決っている。
教科書の漢字もそうだ。漢字の基礎ができていない陸は、
ほとんど、理解できていないんじゃ無いか?
しかし希望はある。前述の少年がどうやって、百人一首の漢字を覚え、
しかも高校トップレベルまで上り詰めていった。大学も合格した。
その少年は難しい漢字を全てイメージに置き換えた。
漢字を「絵」として覚えていったのだ。
これには僕も共感できた。
コンピュータ関係の仕事をしていると、
マニュアル、PGなど、意味不明な難解のことに次々とぶち当たる。
そんな時、僕は若い頃から自分にこう言い聞かせてきた。
「考えるな!覚えろ!イメージとして、頭に入れるんだ!」
これをすることにより、人間は100%理解できなくても、
そのことを理解していることと同じことができる。
陸もこれと同じ方法で漢字を覚えていけばよいのだ。
これをどう陸に伝えていくかはまだまだこれからだ。
この時期、陸の進路で、随分、ママとももめた。
ディサービスの相談員にも入ってもらい、相談した。
相談員曰く、フリースクールはあまりお勧めでないと。
僕らが一番危惧していたのは、学校の授業が理解できず、
毎日、ボーっとしているんじゃないか?ということだった。
ママはそれなら、「支援学校に行くべき」と主張したが、
僕はそれは、「この先の進路の選択肢が狭まる。」と反論、
このために、相談員に間に入ってもらったのだ。
相談員からの提案は「地域の中学に行き、
理解できない授業については、中学校に行き、そのためにどういうサポートをするか
話し合うべき」という内容だった。
僕も納得できた。元から中学校を信用せず、独自に動くのはそれこそ無駄じゃないか?
もちろん「それなら支援学校に行くべきではないですか?」
そう言われる可能性もある。
しかし、そう言われた時の対処方も考えている。
何よりも、やってみなければ分らない。
そう考えた僕は直ぐに中学校に連絡を入れた。
「陸の授業での理解力、またサポートをどうするか一緒に相談したい」と。
希望がまた少し出てきた。
陸自身も少し変わり始めた。
自分のことは自分でするように少しづつ変わってきた。
明日から、冷和の時代に突入だ。
中学校に向けてまだまだ変わってもらうぞ。

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